コンバースよりランニングシューズの新ラインが登場。
ランニングシューズ・ブランドとして、かつて活躍したコンバースの歴史を
ナイキの最新ニット技術、ハイテクアウトソールで再構築。
「サンダーボルト・モダーン」の登場です。
現在ナイキ傘下である米コンバースの新作情報より。
コンバースはサンダーボルト・モダーンを初公開。
元祖アスレチック・ブランドのひとつとして、
コンバースとランニングとの関係は1900年代にまで遡ります。コンバース・グローバル・フットウェアの副社長であり、
クリエイティブ・ディレクターのブライアン・シオフィ氏によると「コンバース・サンダーボルト・モダーン
はコンバースの遺産から登場した帰先遺伝。最新のナイキ素材を採用しモダナイズされたデザインは、
次に何が始まるのか、我々に垣間見せてくれます。」
1980年代にはランニングシューズとしてもトップブランドであったコンバースに再び光をあて、ナイキのハイテク技術で「スター&シェブロン」を再構築。
コンバース・オールスター1980年代の広告
また、「サンダーボルト」のネーミングは
コンバース1980年代の名作「リディアード・サンダーボルト」へのオマージュでしょう。
コンバース・リディアード・サンダーボルトは
数々のメダリスト(マレー・ハルバーグ、ピーター・スネル、バリー・マギー)を育てた名コーチ、
アーサー・リディアードが1980年代半ばに設計したランニングシューズです。
1964年東京オリンピック800m/1500mの金メダリスト、
ピーター・スネル(右)と
名コーチ、アーサー・リディアード。 via. www.runnersworld.com
コンバース・リディアード・サンダーボルト(1984年の広告より)
コンバースUSAのレトロフューチャー・ライン 「モダーン」からの3rdモデル
nike.com ナイキ・ニュースより
サンダーボルト・モダーンは
USコンバースが提唱する「モダーン・フットウェア・ファミリー」からの
3rdリリース・モデル。アッパー素材には
ブランドが誇る最先端の繊維技術を採用しており、
一枚からなるジャガード織は軽量で快適。「ダイナミックフィット」構造はナイキの「ハイパーフューズ」と同様のもので
耐久性とサポート力を向上させます。さらに、クッション性と快適性のための
ファイロン製アウトソールには
移動性を高めるための屈曲溝「フレックス・グルーブ」を採用しています。
「各国の色」を配したシルエットがずらりと到着。
ピュア・プラチナ/フォト・ブルー、
ゴールド・ダート/パイン・グリーン、
チーム・レッド/アイボリー、
ゴージ・グリーン/アイボリー、
バイナリー・ブルー/アイボリー、
ホワイト/ブラック
新しいコレクションは世界各地のコンバース販売店、
セレクトショップにて
8月5日より購入可能です。
しかし、残念ながらこの「世界各地」には日本は含まれていません。
「コンバース・グローバル・フットウェア」における
アジアのリテーラーは中国、香港、台湾、韓国。
(この4カ国では販売開始です。)
例えるなら、今回の「コンバース・オリンピック」において日本はアジア予選に不出場。
国内には米コンバースの商品輸入は基本的に全面禁止で
ワールド・クラスやスター・ファイアなどの名作を
古着屋さんに置いてはいけないともおっしゃる。
そんな、モードなアパレルブランドにコンバースを育てたい + ランドセルブランドの
ジャパン・コンバースby伊藤忠商事さんの
今後の展開に期待したいところです。
via. www.converse.com / www.nike.com