アメリカ・ルイジアナ州を拠点とする人気セレクトショップ「スニーカーポリティクス」は、地元ニューオリンズで19世紀に繰り広げられた戦争「ニューオーリンズの戦い」終結200年を記念してメモリアル・モデルをリリース。
「サッカニー・コライジャス・バトル・オブ・NOLA “ジャクソン”」の登場です。
ニューオーリンズの戦い
via. www.rootsvinylguide.com
時は1814年
私たちはジャクソン大佐と小旅行
ミシシッピ川を下った少しのベーコン、豆を食べていると
ニューオーリンズの町のそばで
残虐なイギリス人をみつけた私たちは銃を発射
イギリス人は次から次にやって来るさっきより数は減ったぞ
もう一度発射すると
あいつら逃げ出したミシシッピ川を下りメキシコ湾へ
ソングライター「ジミー・ドリフトウッド」が曲を書き
カントリーシンガー「ジョニーホートン」が1959年にリリースしたヒット曲
The Battle Of New Orleansからの一節です。
「ジャクソン大佐」とはのちに第7代アメリカ合衆国大統領となる「アンドリュー・ジャクソン」のこと。
1814年12月〜1815年1月にルイジアナ州で起こった「ニューオーリンズの戦い」を元に
風刺を交え歌っています。
(驚くことに「元敵国」イギリスでも発売され、歌詞にある「イギリス人」を「反乱軍」と書き換え、その辺りをふわっとぼかしてリリース。さらに驚くことにU.K.シングルチャート16位を記録しています。)
19世紀北米で起こった「米英戦争」。
決定打も無いまま戦争が長引き、経済的、軍事的にも疲弊したため
1814年12月26日に停戦条約を結び終結。
戦争が終わったことを知らない兵士たちが翌年1月まで
ルイジアナ州を舞台に行なった戦争が「ニューオーリンズの戦い」です。
- ルイジアナ沿岸から侵入したイギリス人に対し、
カモフラージュでブルーに塗った大砲で集中攻撃。 - アメリカ側には海賊が加わり英軍と同じ色の服で侵入、ゲリラ戦を展開。
- イギリス軍の指揮官パケンハム少将が戦死したため英軍は撤退した。
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サッカニー・コライジャス・バトル・オブ・NOLA “ジャクソン”
ニューオーリンズを拠点とする人気セレクトショップ「スニーカーポリティクス」は「ニューオーリンズの戦い」200年を記念してメモリアル・モデルをリリース。
ベースとなるのは「サッカニー」を代表するランニングシューズ「コライジャス」です。
カラーソースは「アンドリュー・ジャクソン」の軍服から。
さらに軍に加わった海賊「ジャン・ラフィット」をフィーチャーしています。
Andrew Jackson via. www.nola.com
印象的なメタリック・ゴールドは軍服の「肩章」からの引用。金のレザーにはモデル名「Courageous」と押印されています。
アッパーはネイビーとクリーム色のベルベット・スエードを採用。シュータンには、ニューオリンズ ・ジャクソン広場にあるアンドリュー・ジャクソンの銅像がプリントされています。
インソールには2種類の旗が縫い付けられており。右には星が15(州が15)だった当時のアメリカ国旗が。左には海賊「ジャン・ラフィット」が船に付けていたコロンビア・カルタヘナの国旗をフィーチャーしています。
真っ赤なアウトソールは戦場で流れた血の色を演出。
アンドリュー・ジャクソンがニューオーリンズを守るために行なった選択は、多くの犠牲者を出した歴史でもあることを表現しています。
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