アディダス・オリジナルス・ベルン OG(adidas Originals Bern OG)
アディダス・ベルン(adidas Bern)は1970年代に登場したトレーニング・シューズ。通称「シティ・シリーズ(city series)」と呼ばれる、都市の名前が付いたモデルです。
「ベルン」とはスイス連邦の首都の名前で、西ドイツ(当時)が初めてFIFAワールドカップ(1954スイス大会)で優勝した会場(ベルンの「バンクドルフ・スタジアム」)に因んだネーミングでしょう。
アディダスの伝統ともいえる「バルモラル(内羽根式)」タイプのデザインで、アッパーにスエード素材を、アウトソールにはガムソールを使用したスタンダードなトレーニングシューズです。
発売当時のカタログでは「フランツ・ベッケンバウアー(Franz Beckenbauer)」と「ハイデ・ローゼンダール (Heidemarie Rosendahl)」の理想的な融合」というキャッチコピーで、シューズの特徴を表現しています。
(ベッケンバウアー・モデルをはじめとする)ベーシックなフットボール用トレーニングシューズのデザインに、女性用トラックスーツ「ハイデ・ローゼンダール」の人気カラーを落とし込んだ、ブルー/グリーンの鮮やかなカラーリングが印象的です。
今作はその隠れた名作シューズが待望の完全復刻リリースです。
アッパーには発色の良いロイヤルブルーのスエード素材を採用し、ライムグリーンのスリー・ストライプがレトロ感を演出しています。
エンボスタイプのシュータンやガムソールの質感など当時の雰囲気を再現。アッパーサイドの「BERN」のゴールドプリントが存在感のあるアクセントになっています。
via. www.hanon-shop.com
adidas Originals Bern (amazon)
アディダス・ハイデ・ローゼンダール(adidas Heidemarie Rosendahl) via. adidas.com
(写真上)ドイツの陸上競技選手ハイデ・ローゼンダール(Heidemarie Rosendahl)にちなんで命名され、1973年から1976年までリリースされたトラックスーツ。
ハイデ・ローゼンダールは、1972年のミュンヘンオリンピックでは走幅跳と100mリレーで金メダルを、五種競技では銀メダルを獲得。1970年と1972年には、西ドイツ(当時)における「スポーツウーマン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。
via. www.nw-news.de
(写真上は)1972年のミュンヘンオリンピックに「4×100mリレー」で西ドイツ代表として出場、金メダルを獲得した時のもの(右から2番目がハイデ・ローゼンダール)。
左から、アンネグレート・リヒター(Annegret Richter)、イングリット・ベッカー(Ingrid Mickler)、ハイデ・ローゼンダール、クリスティアン・クラウゼ(Christiane Krause)。