真っ赤なカラーデニムのイメージを
アッパーに落とし込んだレジャーシューズ。
1970s/80sトレーナーの隠れた名作
「アディダス・ジーンズ」のレッドカラーが待望の復刻です。
アディダス・ジーンズ 新作・新色コレクション(amazon)
ジーンズライクなスニーカー「アディダス・ジーンズ」
アディダス・ジーンズ初期モデル(1976年のカタログ)
「アディダス・ジーンズ」は、気軽に履けるスポーツシューズ
「レジャーシューズ」というジャンルから1970年代半ばに登場したモデルです。
ファーストモデルはベロア・レザー製でブルー1色。
ブルーデニムカラーからの「ジーンズ」というネーミングです。
1979年にはマイナーモデルチェンジ。
つま先部分にはバンパー・パーツ、
かかとにヒールカウンターを追加。
茶系コーデュロイ・カラーの「コード」も同時期にリリースされました。
アディダス・ジーンズ(左)とアディダス・コード(1980年のカタログ)
「コードはジーンズのブラウンバージョン」と書かれています。
さらに1980年代に入り、追加モデルとしてカラーデニムの配色
「レッド」をリリースしています。
アディダス・ジーンズ・レッド/ネイビー(左)とアディダス・ジーンズ・ブルー(1986年のカタログ)
細身でシュッとしたスマートなフォルム。
発色のよいスエードモデルは
イギリスで局地的なローカルヒットを飛ばします。
熱烈に支持したのは
スポーツウエアをストリートアイテムとして解釈した
フットボール(サッカー)のサポーター達でした。
カルトな人気も2003年に復刻モデルがリリースされ
古着市場での再評価、といった経緯のある、
まさに隠れた名作モデルです。
トウガードとヒールカウンターが追加された
セカンドモデルは
コレクターの間では通称「マーク2(Mark 2)」と呼ばれ、
今回の復刻はこれをベースにしたもの。
復刻モデル名「ジーンズ MKII」はこれに由来します。
復刻。アディダス・ジーンズ MKII レッド
そんな「ジーンズ」から
レアカラー「レッド」が待望の復刻リリースです。
アッパーには真っ赤なスエード素材を使用。
ストライプとヒールパッチへの差し色は深いネイビーブルー。
サイドパネルにはゴールドの「JEANS」の文字が
プリントされアクセントになっています。
爪先のT字レイヤーにトウガードを、
かかとにはヒールカウンターをプラス。
「トレフォイル」を図案化した
ガムラバー製アウトソールは
当時のトレーニングシューズ
「スーパーローマ」やマラソンシューズと共通する仕様です。
1980年代を彷彿するデザインが
レトロ感を演出しています。
via. www.oipolloi.com / www.endclothing.com
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