30足目のエアジョーダン。
今年1月よりプロモーションが展開されたマイケル・ジョーダンのシグネチャー最新モデル。
エアジョーダンXXXが登場です。
nike.comは、エアジョーダンXXXのプロダクトデザインはジョーダン・ブランドのレジェンドデザイナー、ティンカー・ハットフィールド氏によるもの、さらに同クリエイティブディレクター、マーク・スミス氏によるものと発表。
両氏はトークショーやyoutubeなどメディアに出演し、この歴史的な新作モデルをプロモーションしています。
A look at the Air Jordan XXX (30) with Tinker Hatfield and Mark Smith. https://t.co/XNBnji0sqU pic.twitter.com/htm62srZKO
— Jacques Slade (@kustoo) 2016年1月19日
コンプレックス・マガジン等に執筆するスニーカー系のファッション・ライター、ジャック・スレイド氏が運営するyoutubeチャンネルの更新ツイートより。
インタビューに答えるティンカー・ハットフィールド氏(左)とマーク・スミス氏(右)。
エアジョーダンXXXができるまで。
またナイキの公式ではエアジョーダン30thリリースのきっかけをこう記しています。
そのデザインプロセスの始まりには、あまり知られていないある日の重要な出来事が関係しています。それは、2015年2月の厳寒の週末、ジョーダンの誕生日前に開催されたディナーパーティーです。
ジョーダンはそこで彼の長年にわたるデザインコラボレーター、ティンカー・ハットフィールドに、シューズブランドの記念となるシューズのデザインを依頼したのです。
「翌朝にはシューズの絵を描いていました。」とハットフィールドは思い返します。「大変なことになったと思いました。時間がなかったのです。そして、ただシューズをスケッチするだけでは足りないと思いました。
そこで、スラムダンクコンテストの、マイケルのあの写真をもらい、それを基にシューズを描き始めたのです。」
1988年スラムダンク・コンテストのマイケル・ジョーダン。写真家ウォルター・アイオス氏による、人気スポーツ雑誌「スポーツ・イラストレイテッド」のために撮影された奇跡の一枚です。ジョーダン氏はこの大会優勝し連覇を達成しています。
デザイナー、ティンカー・ハットフィールド氏はこの歴史的一瞬からのインスピレーションでデザインを開始。(ちなみにジョーダン氏が着用しているシューズはハットフィールド氏が初めて手掛けたエアジョーダン3rdモデル。)
バスケットゴールのリングネットの形を「30作目」を表すローマ数字「XXX」のアイコンとして表現。
ジョーダン氏の持つボールは「地球」に見立て、神がかった彼のプレーと宇宙のイメージを重ねています。
デザイナー、ティンカー・ハットフィールド氏によるマイケル・ジョーダン + 宇宙のイメージ。
マイケル・ジョーダン + 宇宙のイメージをフィーチャーしたエアジョーダンXXXのプロモーションビデオ。
Count it.
Introducing the inspiration behind the #AJXXX.https://t.co/DJ4si736pd
— Jordan (@Jumpman23) 2016年1月14日
デザイン画 + 試作品
ティンカー・ハットフィールド氏によるエアジョーダンXXXのオリジナル・スケッチ。
素材の指示として、履き口部分は「伸縮性素材」(stretch)、アッパー部分は「編み込み生地」(woven)、甲部分は「編み込み系ではない新しい冷感素材」(non woven coolest new material)など細かく指定されています。
ミッドソールは前回と同様のもの(same midsole)、アウトソールは新しいもの(new outsole)と書かれています。
ずらりと並んだエアジョーダンXXXの試作品とデザイナー、ティンカー・ハットフィールド氏。
誕生。Air Jordan XXX
nike.com ニュースリリースより
「エア ジョーダン 30」の歴史が正確にいつ始まったのかには諸説があります。
「エアの象徴」、マイケル・ジョーダンの誕生日である1963年2月17日や、彼がNikeと契約を交わした1984年10月24日。または、最初のシグネチャーシューズが発売された1985年4月1日や、ジョーダンがシカゴで「エア ジョーダン 3」を初めて着用し、空中に浮き上がるシュートを見せた1988年2月6日などが挙げられます。
試合の勝利を決めるシュートから個人的な活躍やタイトル獲得まで、数々の瞬間の積み重ねが、ジョーダンの伝説を形成してきました。しかし、ひとつずつの功績を別々に見ることは、木を見て森を見ないようなものです。
「エア ジョーダン 30」は、プレーヤーそしてデザインコラボレーターとしてのジョーダンの進化の積み重ねを、ユニークな形で表現しています。
アシンメトリーなトップライン。アッパー素材にはフライニット、ジャガードを採用し、シリーズ初となるニット素材の「襟」パーツが特徴的。
3Dな「XXX」グラフィックはヒール部分を包み込みます。ミッドソールにはヘリンボーン状の繊細なエンボス加工が。アウトソールに続くグラフィックパターンで、アルファベットの羅列や、デジタルなエレファント柄を連想させます。
爪先部分に施された「ジャンプマン・ロゴ」は新しい印刷技術をフィーチャー。ハットフィールド氏との共同デザイナー、マーク・スミス氏によるもの。
「ドット」による印刷は、耐久性と通気性を両立する新技術ということで、前出のデザイン画の指定どおり、アッパー部分と爪先部分は2種類の異なる生地が採用されています。
ミッドソールの「小窓」にはユニバースでコスモスなプリントが。
シュータンに配された丸いアイコンは、地球のイメージと同時に、1988年のスラムダンク・コンテストでジョーダン氏が優勝を決めた時のボールをイメージしています。
AJXXX フィーチャリング・ラッセル・ウェストブルック
プロモーションのアイコンとして、オクラホマシティ・サンダーのポイント・ガード、ラッセル・ウェストブルックをフィーチャー。ジョーダンブランドの新作に華を添えています。
#AJXXX Pre-flight checklist:
✔️Flight speed
✔️Seamless comfort
✔️Explosive responsivenesshttps://t.co/qtCm2DpECPhttps://t.co/mnRRsv3sGh— Jordan (@Jumpman23) 2016年1月15日
The new Big Bang.
The #AJXXX: https://t.co/cvDSikAyDm.https://t.co/qcICParALS
— Jordan (@Jumpman23) 2016年2月6日
via. www.nike.com